COLUMNコラム
- 18金ネックレスは黒ずむ?汚れが気になるときの洗浄方法
- 2022.02.03ブランド買取
価値の高いジュエリーと言えば、やはり18金をイメージする人が多いのではないでしょうか。
品質の高さから多くのアイテムが展開されている18金だからこそ、取り扱いにあたっては丁寧なお手入れが必要不可欠です。
そこで、18金ネックレスのお手入れが必要な理由や正しい洗浄方法を解説していきましょう。
18金ネックレスにお手入れが必要な理由とは?
ネックレスはもちろんのこと、ブレスレットやリングなどのジュエリー類は、「身に着けているうちに色が変わってきてしまった……」という経験がありませんか?
変色はめずらしい現象ではありませんが、かと言ってすべてのジュエリーが変色してしまうわけでもありません。
基本的に、純金や純プラチナといった素材は、身に着けていても色が変わりにくいとされています。
もし色が変わったのなら、それは金やプラチナそのものではなく割り金(わりがね)のせいと考えられるでしょう。
割り金とは、純度の高い金やプラチナをジュエリーとしてうまく加工するために使われる素材のことです。
銀や銅などの素材であり、これを金やプラチナに混ぜることによって素材の強度や硬度を調整することができます。
ジュエリーの制作過程で必要な素材ではあるのですが、酸化や成分反応し、黒ずんでしまう性質を持っています。
こうした黒ずみは非常に手ごわく、一度黒ずんでしまうとその前の状態に戻すことはなかなか簡単ではありません。
18金よりもさらに割り金が多く使われている10金などのジュエリーは、さらに黒ずみが起きやすくなります。
きれいな状態をキープするためには、日々のお手入れが欠かせないのです。
18金ネックレスをお手入れする上で準備するもの
18金ネックレスのお手入れには、やわらかい革の生地を使います。
例えば「セーム革」と呼ばれている鹿の革は、目が細かく傷がつきにくいので18金ジュエリーのお手入れに最適です。
反対にティッシュペーパーのように粗い素材は、使わないようにしましょう。
目視のできないレベルであっても粗い素材は、18金に傷をつけてしまう可能性があるためお手入れに向きません。
セーム革なら18金はもちろんその他の宝石、ジュエリー、カメラ、眼鏡なども傷つけずにお手入れできます。
さらにしっかりとしたお手入れには、中性洗剤を用意しましょう。
詳しくは後述しますが、中性洗剤とぬるま湯を準備すれば自宅でもより丁寧なお手入れが実現できますので試してみてください。
18金のネックレスの日頃のお手入れ方法
お手入れの方法には、大きく分けて二つあります。
ひとつは先ほど説明した中性洗剤を使った丁寧なお手入れで、もうひとつは日頃から取り入れたい簡単なお手入れです。
まず、簡単なお手入れにはセーム革を使います。
ジュエリーを身に着けた日には、ジュエリーケースへ戻す前にセーム革を使ってさっと拭き取りましょう。
習慣化すれば、これだけでも汚れやほこりをこまめにとり、変色を防ぐことにつながります。
もともと金は比較的強い性質であることから、日常的に簡単なお手入れを習慣化しておくだけでもきれいな状態を保ちやすくなるためです。
18金ジュエリーを身に着けたら、「必ず一度磨いてから収納する」と決めておくとよいでしょう。
また、変色を予防するためには保管場所にも注意が必要です。
18金のジュエリーは高温多湿に弱いため、なるべくそうした環境を避けて保管してください。
また、ジュエリー同士がぶつかる中で傷ついてしまわないよう、なるべくひとつひとつ分けて保管することをおすすめします。
小袋に分けて入れておくなど、丁寧な管理の仕方を徹底すると傷がつきにくくなるでしょう。
18金の黒ずみをきれいにする方法
金のジュエリーは、温泉に入るときには必ず外さなければいけません。
理由は、温泉に含まれている硫黄の成分に反応して、金が変色してしまう可能性があるためです。
黒ずんでしまった18金ジュエリーは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に5分ほど漬けておきましょう。
これだけでも汚れは落ちやすくなりますが、ネックレスのチェーンなど細かい部分まではきれいにならなかった場合には、やわらかいブラシで軽くこすります。
このときも目の粗いブラシやかたいブラシでは、18金が傷ついてしまう可能性があるため注意してください。
時間が経過したら、水できれいにすすぎ、水はやわらかい布できちんと拭き取りましょう。
まとめ
金は比較的、汗、酸、アルカリといった性質による変化が起きにくい素材とされています。
しかし18金のように割り金が使われているジュエリーは、何気ない日常の中で黒ずんでしまう可能性があります。
日常的なお手入れを徹底するほか、気になる黒ずみには洗剤を使って洗浄するなど、丁寧なお手入れをこころがけましょう。