COLUMNコラム
- 真珠の本物・偽物の違いや見分け方は?イミテーションの特徴って?
- 2022.01.13ブランド買取
真珠と言えば、ほかの宝石とは一味違う独特な輝きを放つ魅力的な石ですよね。
人気が高く、真珠を使ったアクセサリーやジュエリーも多く展開されています。
しかし中には本物の真珠に見せかけた偽物・イミテーションが含まれている可能性があるので購入の際には注意しましょう。
真珠には種類がある
「真珠」と聞くと、「真珠」というひとつの石だけをイメージする人もいるかもしれません。
しかし実は、真珠の中にもさらに種類があるんです。
例えば「本真珠」は実際に貝からとれる真珠のことです。
これはいわゆる「本物の真珠」と言ってもいいでしょう。
そして本真珠の中にあこや貝からとれる「あこや真珠」、白蝶貝からとれる「白蝶真珠」、池蝶貝からとれる「淡水真珠」などの種類があります。
そのほかに「貝パール」と呼ばれるものも真珠として扱われることがあります。
こちらは「貝」とつくものの本物の真珠ではなく、貝に真珠箔と呼ばれる箔を塗ることで、真珠のように見せかけて作ったものとなります。
そのほかにもガラスやプラスチック、コットンの上に真珠箔を塗って作ったものもあります。
それぞれガラスパール、プラスチックパール、コットンパールと呼ばれ、一見真珠のように見えても真珠ではありません。
そのため本真珠に比べてとても安く手に入り、リーズナブルな金額で真珠のような質感を添えられます。
本真珠以外はいずれもイミテーションですから、本物の輝きを求めているときには注意しなければいけません。
とはいえ本物と偽物を見極めるのはなかなか難しいでしょうから、注目すべきポイントを解説していきましょう。
真珠の粒ぞろいに注目する
真珠を本物かどうか確認する方法のひとつとして、粒ぞろいを確認するという方法があります。
ネックレスやブレスレットのように真珠がつらなっているアイテムの場合特にわかりやすいのですが、真珠一つひとつの状態をチェックしてみましょう。
一見「すべてが同じ大きさや質感、形のもののほうが質がいいのでは」と思えるかもしれませんが、本物の真珠であれば「すべてが同じ状態になる」ということはありません。
すなわち、すべてが均一できれいな状態であるのなら、人工的に作られたイミテーションの可能性があると言えます。
もちろん、本真珠も状態によって見え方は違います。
粒ぞろいだけで判断するのではなく、いくつかの要素を組み合わせて総合的に判断しましょう。
真珠表面の質感に注目する
粒ぞろいと同様に注目したいのが、真珠の表面の状態です。
本真珠は、どうしても表面にざらりとした質感が残ってしまうのが一般的です。
それに対してイミテーションの真珠は、指の腹を滑らせたときにつるつるとした感覚を覚えるでしょう。
これは、イミテーションの真珠が人の手によって塗装されているからこそ起こる違いです。
本真珠よりもイミテーションの真珠のほうが粒ぞろいが美しい、という見極め方に通ずるところがありますよね。
もし、指で触っただけではどうにも分かりにくいと感じるのであれば、真珠と真珠をこすり合わせるようにしてみてください。
この方法でも、本真珠ならではのざらつきを感じることができます。
ただし、こすり合わせるときには力の加減ややり方を間違えると真珠を傷つけることになりかねませんので注意してください。
ガンガンぶつけるのではなく、あくまでそっとこすり合わせて「ざらざらしている?つるつるしている?」という違いを確認しましょう。
穴の断面に注目する
ネックレスやブレスレット、イヤリングとして使われている真珠は、紐、テグス、パーツを通す穴が開いていますよね。
穴の断面に注目することでも、本真珠かイミテーションかをチェックできます。
さて、ここまでのパターンから考えると「きれいな状態のものがイミテーション、より自然な状態のものが本真珠」と判断したくなるかもしれません。
しかし穴の断面の状態に関しては逆で、きれいな状態のものが本真珠となりますので注意してください。
本真珠は、断面が直線ですっと切ったような状態になっています。
それに対してイミテーションは、穴をあける作業が簡単ではありません。
塗装をしているため穴をあける拍子に表面の膜が溶け、剥がれてしまう可能性が高いためです。
断面がぼこぼこしている、膜が剥がれている、剥がれた膜がくっついて盛り上がっているなどの場合には、イミテーションと考えられるでしょう。
不安なときは鑑定士に相談
ここまでさまざまなポイントを解説してきましたが、とは言え実際に判断するのは簡単ではありません。
本真珠とイミテーションの真珠が両方用意され「どちらが本物でしょうか?」と比べるならまだしも、ひとつだけある真珠のアイテムを本物かどうか判断するとなると、相当な知識が必要です。
真珠が本物かどうか確認したいときには、信頼できる鑑定士に相談することをおすすめします。
ブランド品の買取などを行う業者には、専門の鑑定士が在籍しています。
豊富な知識とスキルによって、見極めの難しいアイテムも正しい価値を判断できるでしょう。
お手持ちのアイテムを「きっとイミテーションだろう」と考えているときも、一度相談することで思わぬ収入につなげらるかもしれませんよ。
まとめ
一見同じように見える真珠でも、本真珠の場合もあればイミテーション真珠の場合もあります。
粒ぞろいや質感、穴の処理などに違いは現れますが、非常に精巧に作られているため見極めるのは難しいでしょう。
そんなとき信頼のおける鑑定士に相談すれば、お手持ちの真珠の正しい価値を知ることができますよ。