COLUMNコラム
- 合革バッグ・PVC製バッグの取り扱い方!お手入れ方法もご紹介
- 2022.02.14ブランド買取
バッグは毎日使っているうちに、いつの間にか汚れてきてしまうものですよね。
新品のようにきれいな状態を保つためには、こまめなお手入れをしなければいけません。
今回は特に、合成皮革やPVC製のバッグに注目して、お手入れ方法を解説していきましょう。
合成皮革やPVC製の特徴
最初に確認したいのが「そもそも合成皮革、PVCとは?」という点です。
まず合成皮革、すなわち合皮とは天然物ではない人工の素材のことを指します。
生地の部分にだけ天然素材を利用し、上から合成樹脂を塗ることでまるで革のような質感を実現しています。
そしてPVCは「PolyVinyl Chloride」の略で、ポリ塩化ビニル素材のことです。
ポリ塩化ビニルも合成樹脂の一種であり、同様の手順で作られます。
このようなバッグは、天然素材のバッグに比べてデザイン性に優れたアイテムを実現しやすいというメリットがあります。
柄や色味についても理想的なものを実現しやすく、加工の幅も広いのが特徴です。
品質も安定し、安定した大量生産が叶えられる分リーズナブルに展開できるため、安価な商品を多く実現できる素材と言えるでしょう。
一方で、一言で「合成樹脂」と言っても種類はたくさんあり、細かな特徴が異なる点には注意しなければいけません。
中には高温多湿に弱い樹脂や、溶けてしまう樹脂、管理方法によってくっついてしまう樹脂などもあるため、性質を理解して扱う必要があります。
合皮バッグ・PVC製バッグが汚れてしまう原因
合皮やPVC製のバッグが痛んでしまう原因の一つとして、まず経年劣化が考えられます。
原因は主に日光で、日に当たった部分が時間とともに黄ばむなどの変化が見られます。
経年劣化は避けるのが難しく、ある程度仕方のない変化と言えるでしょう。
数年程度使用したバッグは、経年劣化が起きてしまうものとして扱いましょう。
そのほかにもほこりをはじめとした汚れが付着すると、黒ずみが発生してしまいます。
さらにアルコールを使用した際にも化学反応によって、表面が白くなってしまう可能性もあります。
このように、日常生活の何気ない動作の中でもバッグに汚れがついてしまうことはめずらしくありません。
定期的なメンテナンスで、きれいな状態をキープしましょう。
合皮バッグ・PVC製バッグの部分的な汚れを落とす方法
合皮バッグやPVC製バッグの場合、そのお手入れ方法は本革製のバッグと異なります。
ちょっとした汚れであれば、消しゴムでも消すことができます。
汚れが気になる部分は消しゴムで軽くこすってみることで案外あっさりと落ちるかもしれません。
このとき、あまり激しくゴシゴシとこすらないよう注意しましょう。
表面が傷んでいる状態でゴシゴシこすってしまうと、ますます傷みがひどくなったり、表面の質感が変わったりしてしまいます。
まずはバッグの隅など目立たない部分をこすってみて、問題がなさそうかチェックしてみてください。
合皮バッグ・PVC製バッグのよりがんこな汚れの落とし方
合皮バッグ・PVC製バッグについてしまった汚れがひどい場合には、消しゴムでは落としきれません。
そのときには、中性洗剤を用意してしっかりとしたお手入れを行いましょう。
まずは、中性洗剤を水かぬるま湯で薄めます。
続いて柔らかい布を用意し、洗剤に軽く浸したあと、しっかりと水気を絞ってください。
それから汚れが気になる部分に布を当て、とんとんと軽く叩いて汚れを落としていきます。
この場合も消しゴムによるお手入れと同様に、ゴシゴシと強くこすらないよう十分注意してください。
また、過度な水気は素材にとって悪影響になってしまいます。
布の水気は事前にしっかり絞り、洗剤がバッグに残らないよう注意しましょう。
お手入れのあとには、風通しの良い場所に置き、しばらく陰干しして乾かします。
ドライヤーによる熱は変色や変形を招くなどかえって悪影響になるため、使わないようにしてください。
合皮バッグ・PVC製バッグをきれいに使うポイント
合皮バッグ・PVC製バッグは、毎日酷使するのではなく適度に休ませるのも重要です。
毎日使いすぎると型崩れを起こし、本来のきれいな形をキープできなくなる可能性があります。
一日、二日おきに使うバッグを変えるなど、十分にバッグを休ませる時間も設けましょう。
バッグを使った後は、毎回汚れを落とすように習慣づけるのも大切です。
こまめにほこりを落とすだけでも、きれいな状態をキープしやすくなります。
乾いたやわらかい布で軽く拭うだけでも変わりますから、日ごろから意識してみましょう。
まとめ
合皮やPVC製のバッグは、デザイン性が豊富で手に入りやすいことから、愛用している人も多いのではないでしょうか。
毎日使っていると型崩れしたり、汚れがこびりついたりしてしまう可能性があるため、こまめなお手入れが必要です。
強くこすらず、やわらかい布や消しゴムを使って表面をさっと拭うだけで落ちる汚れもあるので、汚れが気になったときにはぜひ試してみましょう。