COLUMNコラム
- ブランドの革財布を長持ちさせるには?覚えておきたいお手入れの方法
- 2022.01.21ブランド買取
ブランドの革財布を長持ちさせるには?覚えておきたいお手入れの方法
高級ブランドのアイテムを手にしたとき「できるだけ長いあいだ、きれいな状態をキープしたい」と考えるのではないでしょうか。
しかし、毎日使うものとなるとどうしても劣化が早く、すぐ痛んでしまいやすいものです。
そこで今回は、毎日のおでかけの必需品となるお財布を長持ちさせるために覚えておきたいお手入れ方法をご紹介していきます。
革の種類によってもお手入れの方法は変わる
高級ブランドのお財布には、さまざまな革が使われています。
一見、どれも「革の財布」という同じアイテムのように見えるかもしれませんが、実は革ごとに適切なお手入れの方法も違います。
「牛革」は、凹凸があまり多くない、つややかな質感が特徴的な革です。
汚れは柔らかい布でさっと拭くだけでも比較的落としやすいのが魅力です。
革の表面にこびりついて落ちない汚れが気になるときには、消しゴムでこすることで落とせるでしょう。
続いて「ヌメ革」の場合は、水に弱いため濡れた布やティッシュで拭くお手入れは厳禁です。
シミ、色落ち、カビといった革の状態を悪くしてしまう原因になりかねません。
お手入れは、乾拭きや簡単にほこりを払う程度で問題ないでしょう。
もし雨などの影響で濡れてしまったら、陰干しをして水分を取り除きましょう。
水分をしっかり取り除きたいときは乾いた布で濡れている部分をとんとんと軽くたたいてください。
「汚れをさっと落とす」というお手入れなら革の種類に関係なくいつでもできますし、これだけでも十分大事なお手入れになります。
革のお財布をお手入れするときに注意すること
こうして考えてみると、革の財布は比較的少ない工程でお手入れできますよね。
しかし、お手入れする際には注意しなければならないこともあります。
そのひとつが、水分の取り扱いです。
「お手入れをする」「きれいにする」というと、つい「水やクリーナーを使ってきれいにする」というイメージがあるかもしれません。
しかし前述の通り、水気は革にとってダメージの原因となりますからなるべく避けてください。
クリーナーを使うのであれば、必ず革製品の専用クリーナーを用意しましょう。
そしてクリーナーを使うときには、まずは財布の端の目立たない部分で試して、色落ちなどがないかパッチテストの要領で確認しましょう。
シンナーやベンジンは、革の表面を溶かしてしまう可能性があるため絶対に使わないでください。
革の財布が濡れているときには、つい「早く乾かさなければ」と焦ってしまうのではないでしょうか。
しかしそこで、アイロンやドライヤーを使うのは厳禁です。
これらのような高温を革の財布にあてると、やわらかい質感の革が損なわれてしまう可能性があります。
そのため、革の財布の乾燥は必ず陰干しを選んでください。
風通しのいい場所でしばらく干せば、革本来の質感を失わずに乾かすことができます。
革の財布は日頃の扱い方にも注意
革の財布を長く扱うためには、日頃の扱いにも注意しましょう。
財布の中にカードや小銭をぎゅうぎゅうにつめこんでいると、もともとの形が崩れてしまいます。
中身は少なめに持ち、コインケースやカードケースも併用しましょう。
日頃、革の財布をポケットに入れている人は特に注意が必要です。
その状態で座ればそのたびに革を痛めますし、ポケット内の摩擦によっても絶えず悪影響を与え続けてしまいます。
革の財布はできるだけバッグの中に収納して持ち歩きましょう。
革の財布のお手入れをしておくメリット
革の財布を日頃から丁寧に扱い、こまめにお手入れをしておくと長く扱えるようになるでしょう。
さらに、その後手放すことになったとしてもお手入れをしておけば次のもらい手を見つけやすくなります。
ブランド品の買取業界では、ブランド財布の高価買取が行われることもめずらしくありません。
特に革財布は幅広い世代に人気が高く、長く使っているアイテムでも手入れをしていれば古くならず、革特有の風合いを楽しめます。
価値のあるアイテムとして、高値での取引がされているのです。
そして簡単なお手入れでも革の財布の価値を底上げすることにつながるとあれば、こまめに行うべきでしょう。
また、ブランドによってはアフターケアとしてお手入れをお願いできる場合もあるためそうしたサービスを利用するのもおすすめです。
まとめ
使うほどに味わいが出てくる革素材の財布は、大人の品格を演出してくれるアイテムです。
だからこそ汚れがついていたり、物を入れすぎてパンパンになっていたり、型崩れしていたりしていては悲しいものですよね。
自宅でもこまめなセルフケアをすることできれいな状態をキープできますので、日々意識してみてはいかがでしょうか。