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COLUMNコラム

金買取価格のウソ・ホント
2024.05.09

金買取価格のウソ・ホント

「金の買取をしてもらいたいけど、どこで売ろうかなぁ??」
そんな気持ちでネットサーフィンして、金の買取のお店を探しておられる方は多いと思います。
このコラムを見つけて今読んでくださってる方もきっとそうでしょう・・・

さて、色々な金買取ショップのWEBサイトを見ると、
買取価格表を提示するお店も増えてきました。
さて、それがいかなるものなのか、解説していきたいと思います。

金買取価格表の掲示はいつ頃から始まった?

私が初めて金買取価格をWEBに明示して買取する店を見つけたのは、
およそ15年ほど前のことでした。
大阪の代表格で言えば、十三にある「ネクサス」さんです。
いきなり同業者さんの宣伝になってしまいましたが、
公明正大に全ての金性(含有率別)の買取価格を毎日公開し、しかもその価格に対して嘘偽りなく買取しています。

それまで金買取の価格はあまりおおっぴらにせず、店員の胸三寸で買取価格を決めている店がほとんどでした。
また買取価格表ではなく、「買取相場表」を提示していました。

私がこの業界に入った頃は買取店が、金買取商社に売却する価格の50%、ひどいときには30%で買取する店もありました。
なので、お客様サイドがかなり損をしてしまう形になります。
名前を挙げたらキリがないですが、同業者さんが見れば「懐かしい名前だなぁ」となるでしょう。
今ではそんなお店はほとんど淘汰され、あまり残っていません。
しかし、悪徳フランチャイズ系の買取店では未だに残っていると思います。

 

金買取「価格表」と「相場表」

先程の段落で、「買取価格表」ではなく「買取相場表」を提示する店が多かった件をお話しましたが

この2つの違いは一体何なのでしょうか??
これを深堀りして詳しく解説したいと思います。

「価格表」と「相場表」
どちらも一見、同じように見えるこの2つにはとても大きな違いがあります。
本当に紛らわしいですが、よく見ないと大損をしてしまう事になりますので、
注意が必要です。

 

「買取価格表」とは

まず当店買取マーケットでも公開、採用している「買取価格表」

その名の通り「買取」する価格を表しています。
買取価格表は1gあたりの買取価格を表示しておりますので、
単純に表示価格×貴金属部分の重量が買取価格となります。

その他ここから手数料などいろいろな理由を称して金額を差し引くことはありません。
小数第1位まで計算いたします。
当店もそうですが、先程例に挙げた十三の同業者様も同様のルールです。
その他、大阪でも何店舗かではありますが、同様のサービスを行っているお店があります。

お客様にとっては一番単純明快で計算がしやすくなっております。
写真をご覧の通り、当店では買取で想定されるほとんどの金性の買取価格を表示しています。

買取価格表についてはあとはほとんど説明することはありません。
本当にそのくらいわかりやすいものです。

 

もうひとつの「買取相場表」とは

さて、これが厄介なのですよ。
どこから説明してよいやら、かなりややこしい。

まずは写真をみてください。

先程説明した「買取価格表」とよく似ていますが、
表題が「買取相場価格」となっていますね

店によって「買取相場表」や「参考相場表」や「買取相場価格」
となっていますが、
なんし「相場」とか「参考」とか書かれていたら要注意!

端的に申し上げて、このように「買取相場表」を提示する店は、
「この価格で買取してくれません。」
断言できます。
しかもこの店、
「下記の金額は、形状によって異なりますので・・・」
って、金スクラップはどんな形でも金スクラップじゃねーの?笑

さてその次です。
こちらのお店

同じく相場表ですが、
下の注意書きには「手数料が必要」な旨が書かれています。
そして手数料の金額の明示がなく、その場で店員が胸三寸で価格を決めます。
表と同じ価格で買取してくれることはありません。
テレビ・メディアで必ずと言っていいほど密着取材される店ですが、
これでいいのでしょうか?

さらにヤバイのはこのお店。

「どこと比べてもめっちゃ高い!」
と思いますよね

K24はもはやインゴット価格超えちゃってるし、
K18に至ってはインゴット価格の75%より高い。

で、も、騙されてはいけません。
下の注意書きをよく見てください。

「〇〇(業者名)だけの「特典」「デザイン査定」が含まれた価格となります。」

特典は置いといて、
「デザイン査定」が含まれた金額。。。。

ほ、ほう、、、

デザインなんて千差万別。
おそらく色石付き製品やダイヤ製品など、製品のことを言ってると思うのですが、
価格表で値段を確定できるものではありません。

そして「この品物にはデザイン価値がない」と店員が判断したら
もうこの価格通りでは買ってくれないでしょう。

特に、当店買取マーケットで多い、
石外したスクラップ貴金属の山(潰し)なんてデザインもクソもないわけです。
もはや形変わってしまってるし。
当店はそれでも価格表通りの買取をしていますが、
仮にこの店に持っていったらいくらで言われるのか気になります。
系列店が近くにあるので、今度持っていってみよう笑
あと何気に「50%アップキャンペーン中」が気になる。ホントかなwww

以上このように、この仕事に携わっていない方には理解不能な言い回しで、
安く査定する、これも一種の経営努力ということなのでしょうか?
よくもまぁ新しい表現、毎年毎年思いつくものです。
感心します。

 

すごいのん見つけた

まずこの写真を見てください。

こちらは某質店の「買取価格表です」
横に金性ごとの掛率パーセンテージを私が書いています。

K18 75.6%

で買取となっています。

もしこれが本当なら日本一高い買取であると断言します。
ちなみに当店のK18の買取掛率は74.7%です。

そもそもK18というのは上限75%しか貴金属が含まれていないのです。
精錬すると74.95%ってな感じでちょっと減ったりします。
特に古いものだと75%しっかり入ってない事があるのです。
だから75.6%は物理的に不可能なのです。

本当にこの値段で買取してくれるならおそらく全国の買取店がこの店に売却するでしょう。

「でも、買取価格表って書いてあるし・・・」

さ、よく見てください。

なにか気づきませんか???

「K〇〇金製品」とそれぞれに書いています。

「金製品????」

おそらく私はこう解釈します。
「一部のジュエリー製品の地金部分の計算をこの価格でしますよ。
したがって石のついていないもの、古いもの、製品的付加価値のないものは
別の査定をしますよ。」

と。

なので、当店によく持ち込まれるメレがすべて外されたスクラップ状態の貴金属は
この価格では買ってくれないと思います。
だって無理ですもん。

近くに行ったときには、試しに持っていってみたいと思います。

 

「買取価格表」が表示されていても注意すべきお店

これはお客様から頂いた証言をもとに、私の解釈を加えて解説するのですが、

お客様いわく、
「スクラップ状態のK18を大量に持っていったら買取を断られた」
というのです。

そのお店のK18買取掛率は75.1%
おそらく無理な価格です。

でも「買取価格」として表示しています。
前述のように「金製品」とか「デザインがどう」とか言ってません。

そして続けてこのように言われたそうです。
「K18ばかりは困る、他の金性やダイヤも持ってきてもらわないと」

あまりに無茶な買取価格を提示しすぎて、おいしくない掛率のもののみ持ってこられると断るのです

これはさすがにどうかと思います。
お客様を集めるために無茶苦茶な価格を提示しといて、行列に並ばせ、
そして買取を断るのです。

最初から無理のない価格を提示すればいいだけの話です。
お客様を右往左往させるような商売は私はあまり好きではありません。

最後に

この世の中には、本当にたくさんの金買取ショップがありますが、金買取の店の数だけ査定方法が違
うといっても過言ではありません。

当店ではできるだけすべての情報を公開した上で、お客様にご判断いただきたいと思っています。
今後もこのような役に立つ情報、注意すべき情報、裏側などの種明かしをしていきたいと思います。
特に掛率や精練分析上がりの詳細などに触れたネット記事は他にないと思います。
どんどん公開するので、是非お楽しみに!!!!

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