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COLUMNコラム

金における「24金・22金・18金・14金・10金」のそれぞれの特徴や調べ方について
2023.04.28

安定した資産として知られている「金」。ジュエリーとしても人気が高い傾向にあります。
国内外で親しまれている金ですが、その純度や純度による違いなどについては、あまり詳しく知らない方がほとんどです。
せっかく購入するのであれば、純度別の特徴や、純度の調べ方などについて把握したうえで、選んだほうがより自分が求めている金を選びやすくなります。
そこで、今回は金の純度について、詳しく解説をしていきます。

金の純度を表す「K」について

販売されている金の製品の詳細を見てみると、数字の前に「K」というアルファベットが使用されていることがあります。「K」はカラットの頭文字を使用したアルファベットであり、金の純度について表しています。
仮に24金の金製品であれば、「K24」と表記されます。

24金・22金・18金・14金・10金の特徴について

24金・22金・18金・14金・10金にはそれぞれのどのような特徴・違いがあるのでしょうか。
さっそく、金の純度における特徴について見ていきましょう。

24金(K24)

24金は純金であり、他の金合金に混ぜられたほかの金属の割合は0%です。つまり、24金は100%純金で構成されています。そのため、24金は最も高価な金属です。しかし、非常に柔らかいのが特徴であり、24金はジュエリーとしては向いていないのが事実。比較的傷つきやすいことから、コインやインゴットなどとして保有するものに使われることがほとんどです。

22金(K22)

22金は金の含有量が91.7%。残りの8.3%は他の金属から成る合金です。22金は24金よりも堅く、他の金の純度よりも比較的高価です。 22金のジュエリーは、日常的な使用に耐えることができ、傷つきにくいという特徴があります。
耐久性に関しては、純金よりも高いとはいえ、金の純度が高めであるため丁寧に扱うことが重要です。

18金(K18)

18金は金の含有量が75%で、残りの25%は他の金属が混ぜられた合金です。18金は22金よりも堅く、比較的安価。18金のジュエリーは傷がつきにくく、普段使いに適しているうえに、金特有の輝きも保つことができ、人気が高い傾向にあります。
ちなみに18金は加工がしやすいのが特徴で、ジュエリーのほかにも、スマートフォンケースや腕時計、ライターなどに使われることもあります。

14金(K14)

14金は金の含有量が58.3%。残りの41.7%は他の金属でできているのが特徴です。14金は18金よりも硬いのが特徴で、コストも安価。14金を私用したジュエリーは、日常使いに適しており、比較的傷つきにくく、金の輝きを保つことができます。しかし、金以外の割合が増えることから、変色リスクがあるのが難点です。
一般的には、文房具やメガネ、留め具などに使用されることが多い傾向にあります。

10金(K10)

10金は金の含有量が41.7%で、残りの58.3%は他の金属が混ぜられています。他の金の純度と比べて、10金が最も堅いのが特徴。費用に関してもリーズナブルな傾向にあります。10金のジュエリーは、比較的頑丈で、日常的な使用に適していますが、金の輝きは比較的低く、他の金属の色が混ざった色合いが見られます。
また、金属アレルギーの体質の方は、10金の取扱いには注意が必要です。金の純度が低いため、金属アレルギーの症状が表れる場合があります。そのため、ジュエリーや腕時計など肌に身につけるものに関しては、金属アレルギーの方にはおすすめできません。

金に他の金属を混ぜる理由

金に他の金属を混ぜる理由は、金の「柔らかさ」の観点から、使い勝手を重視した硬度の高い金属へと促すためです。
本記事でも触れた通り、純金は柔らかく、傷が生じやすいといった難点があります。しかし、金は特有の輝きが美しく、ジュエリーや腕時計など、身につける素材としては魅力的です。
他の金属を混ぜれば、金の特有の美しさを維持しつつ、傷が生じにくくなるので、日常使いをしやすくなるといえます。こうした理由から、あえて金に他の金属を混ぜて強度を高めているのです。

金の純度を調べる方法

金の純度は、基本的に金製品に純度が刻印されていることがほとんど。しかし、稀に刻印がないものもあります。
持っている金製品に刻印がないなど、純度がわからない方に向けて、ここからは金の純度を調べる方法についてご紹介します。

実際に触れて確認する

金の純度を調べる方法として、まず挙げられるのが手のひらに金製品を置いて、実際に触れてみることです。金は、見た目よりも重たさを感じるのが特徴。実際に持ってみてずっしりとした感覚があれば、純度は高いと考えられます。
また、金は熱伝導率が高いので、はじめはひんやりとした感触があっても、手のひらの体温によってすぐに温まっていきます。上記の特徴が見られるようであれば、金の純度は高いと判断できるでしょう。

水に沈めてみる

水に沈めてみることで、金の純度を調べることが可能です。
まず、金製品の重さを図っておきます。次に、水の入った容器をスケールの上に置いて、表示をゼロにしましょう。そこへ、金製品を沈めて表示された数値をメモしてください。このとき、金製品が底面や側面に触れないように注意しましょう。
金の重量と、メモした数値は以下の方法で計算します。

金製品を沈めた際の数値÷金製品の重量

上記の計算結果、「19.13~19.51」の間であれば24金の可能性が高いでしょう。仮に、「14.84~16.12」の場合は18金であることが考えられます。

試金石を使う

試金石とは、江戸自体から使われている鑑定方法の一つ。試金石に金製品を軽くこすりつけて、わずかに削られた金をチェックします。
純金であればオレンジ色が強く表れますが、純度が低くなるにつれて色味が黄色のような明るさが強くなっていきます。
試金石をお持ちの方や、使える環境にある方などは、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

おわりに

本ページでは、金の純度の種類や特徴、調べ方などに至るまで幅広くご紹介しました。
金は純度によって色味に変化が生じるだけではなく、硬度や金属アレルギーの発祥リスクにも関係します。
ぜひ、今回ご紹介した内容を参考にしながら、金について理解を深めていきましょう。

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